安部あらたが書きたい事

体験型レポートブログ。もちろん日々の雑感もつらつらと。

祝ベビメタCD大賞受賞

先日9日にベビメタが2015年の第7回CDショップ大賞の大賞を受賞しました!

受賞アルバムはファーストアルバムの「BABYMETAL」という事で、ファーストアルバムにして、ベストアルバム的アルバムでもあります。

(まあ曲がまだこれしかないので当たり前といえば当たり前なのですが)

BABYMETAL(通常盤)

CDショップ大賞は毎年発表されていて、今年で7回目。

CDショップ大賞とはCD販売の現場で働いている、もっともCDを聞いている店員さん達が毎年現場目線でその年のベストアルバムを選ぶ賞です。

 

過去の大賞はこちら

  • 第1回2009年:相対性理論(シフォン主義)
  • 第2回2010年:THE BAWDIES(THIS IS MY STORY)
  • 第3回2011年:andymori(ファンファーレと熱狂)
  • 第4回2012年:ももいろクローバーZ(バトルアンドロマンス)
  • 第5回2013年:MAN WITH A MISSION(MASH UP THE WORLD)
  • 第6回2014年:マキシマムザホルモン(予襲復讐)

 

どれも個性的な作品ばかりですし、実力のあるアーティストが大賞をしっかりと取っています。

なので、純粋にAKB等の売り上げ至上主義に踊らされない、本当にこれがおススメです!というアルバムをプロの人達が選ぶので、非常に参考になるし、この賞に選ばれるのが他の何よりも嬉しいというアーティストがいるぐらいです。

そのような素晴らしい賞をベビメタが受賞したというのは、今のベビメタの勢いを感じますし、いちファンとしては嬉しい限りです。

 

CDショップ大賞と対極にある賞といったら・・・

そんなCDショップ大賞と対極にある賞といったら、年末のレコ大といったところでしょうか。

レコ大はだいたいその年のCDの売り上げや、話題性から選ばれる事が多く、それよりも昔から審査員側とレコ大を手に入れて話題性を喚起したい、レコード会社や、事務所側の出来レースというのは有名な話です。

(最近は違うのかもしれませんが)

とはいえ、プロが自信をもっておススメするCDショップ大賞のそれはレコ大とはまったく別物の賞と言えるでしょう。

CDショップ大賞に先駆けて、書籍業界では本屋大賞が毎年ニュースにもなるほど話題にあがります。

直木賞や芥川賞は格式高い権威的な賞になっていますが、実際選ばれた本が本当に一般の人達にとって面白いか、読書人口がどんどん減っていく中、新しい読書人を開拓できているか?という視点で見た場合、やはりこの直木賞、芥川賞といったものはそうではないのでしょう。

そういう意味で本屋大賞はCD大賞と一緒で、現場に一番近いプロの本屋さんの店員さんが一番面白い本を選ぶという事で、素晴らしい賞だなと思いますし、現に本屋大賞で選ばれた本は売上が伸びるという実績もあります。

情報過多のこのご時世、一般の人達は何を選べば良いかわからない時代に、プロがキュレーションして、良いものをレコメンドしてくれるという事は非常に良い事だと思いますし、時代に適っていると思うのです。

 

今年もワールドツアーに

CDショップ大賞のベビメタの話からだいぶ脱線してしまいましたが、SU-METALが受賞の盾を持って、

「これを持って、すごくドキドキした気持ちでいっぱいです」

「春からのワールドツアーでは初めての国に行くので、BABYMETALのことを知らない人たちに知ってもらえるよう頑張りたい」

是非頑張ってもらいたいです。

今年もワールドツアーも決まり、ベビメタは今は一番きまくっているタイミングです。

このタイミングで攻めの姿勢を貫くのはアーティストのマネージメント上もっともな事だと思います。

とはいえ、最近頻繁にライブを実施していたベビメタ。

ファンとしては、一度ここで足を止めてもらって、じっくりとセカンドアルバムの製作期間と、地力を上げる期間としてほしいと過去のエントリーでも記載している通りです。

(早くセカンドアルバムを出しほしい!)

 

今きまくっているベビメタだからこそあえて提言したい

このきまくっている時期だからこそ、ホップ・ステップ・ジャンプという形ではなく、ホップ・ステップ・一回かがんで・ジャンプをしてもらいです。

こと日本においての活動で言うのならば、対バン形式のイベントを頻繁に行うとか、ベビメタ主催のイベントを組んで、様々なチャレンジをしてもらうとか、ベビメタの幅を広げる時期とするのも良いんじゃないかなと勝手に思うのです。

(もちろん小さな会場でやったほうが面白いし、チャレンジといってもももクロの様なエンタメ的チャレンジの事ではない)

もちろんワールドツアーは最高の武者修行になりますから、ここは積極的に打って出るべきでしょう。

ただホームの日本においては、大きなキャパの箱でワンマンというよりは、上記のような企画性をもったイベントをしてもらう事によって、アーティストとしての幅を広げてもらうのも悪くないんじゃないかと思ったりするわけです。